29冊目 武士道ジェネレーション(誉田 哲也)

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29冊目 武士道ジェネレーション(誉田 哲也)


剣道少女の活躍を描いた武士道シックスティーン~エイティーンに続く、大学生になった彼らのその後を描いた作品。
前半、回想あり、恋愛あり、剣道ありと、話があっちこっちに飛ぶのでちょっと方向性が見えない感じでしたが、後半に入ると道場の存続のためにそれぞれが頑張る姿が見えてきて、面白くなってきました。
青春小説、という感じでさわやかな作品です。


今日の駅前の桜。
天気がよかったので、綺麗でした。

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28冊目 青の炎(貴志 祐介)

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28冊目 青の炎(貴志 祐介)


怠け者で酒乱でギャンブル癖があり、子どもに暴力まで振るったために裁判で別れた元父親が、突然現れ家に居座るようになる。
母親のみならず、妹までもが危険にさらされた時、主人公の秀一は元父親を「強制終了」させるために完全犯罪を企てる。

警察も法律も守ってくれないとわかった時、どうするべきなのか。本来であればその状態を脱出するためのセーフティネットがあってしかるべきだと思うけれども、実際には苦しい状態で耐え忍ぶ生き方をしている人もいる。

自分がやるしかないという論理的な結論を出した主人公は、家族を守るために完全犯罪のための準備を着々と進める。
法医学の本を読み、道具を集め、正しい結果が得られるかのトライアンドエラーを繰り返す。
事を成したとき、彼の元に残ったものは何だろうか。

人を殺してはいけない、それは当然その通りで、間違いないことだけれども、主人公のような状態に陥った人にたいして、それを言うことができるだろうか。

本のラストの展開に、胸を締め付けられた。

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27冊目 限界集落株式会社(黒野 伸一)

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27冊目 限界集落株式会社(黒野 伸一)


舞台は、郵便局やバスも撤退し、仕事がないために若者は都会へと出て行き、農業の担い手がいない限界集落と呼ばれる村。
そこに起業をするためにIT企業をやめ、気分転換がてら地元を訪れた主人公が訪れ、ひょんなことからこの限界集落を立て直すこととなる。

経営的視点から話をする主人公と、農業を愛し、現場の視点から話す美穂とはぶつかりながらも、村を立て直すという共通の目標から、徐々に打ち解け、村人も協力してくれるようになってくる…という感じの話です。

調べてみると、限界集落の定義は「65歳以上が人口の50%以上」だそうで、この定義なら相当な数の限界集落がありそうですね…。
そういった状態を打ち破ろうとすれば、やはり現地の人だけではなくて、この本に出てくる主人公のようなヨソモノが必要になってくるのかもしれません。

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26冊目 クラウド・ナイン(服部 真澄)

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26冊目 クラウド・ナイン(服部 真澄)


先日、和太鼓でセンター南の都築公会堂に行ったときに、図書館に寄ったので借りてきました。

検索エンジンとビッグデータを利用したサービスを提供する会社「オッド・アイ」に勤める主人公が様々な最新技術を背景に巻き起こる事件に巻き込まれていく話。

メガネで相手の情報を調べることができるウェアラブルデバイスがでてきたり、検索エンジンのレスポンスの話やデータセンターの設置に関する話なんかも出てきて、IT業界で働く身としてはなんだか身近で面白く読めました。

事件が起こり、それを解決していくという流れがあるんですが、それに絡む技術が人工血液や、気象を操作できる人工衛星まで出てきて、なかなかにスケールが大きいです。

検索エンジン大手というと、Googleをイメージしますが、サービスを利用することで知らず知らずのうちにプライベートな情報を提供していくことになる怖さについてもところどころに示唆されています。
便利であることはいいことですが、知らず知らずのうちに知られたくない情報が公開されたりする怖さがあるので、注意しなければなりませんね。

Android使ってて思うのが、アプリインストール時に使用する権限を許可する必要がありますが、そうではなくてアクセスさせたくない情報にロックをかけるような仕組みはできないものですかね。
開発者側の視点からいくと、アプリで必要な権限は、インストール時に確定しているほうが開発しやすいですが、利用する側から考えるとちょっと悩ましいところです。

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100冊本読破(2012年06月18日~2014年07月04日)

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5回目の100冊読破です。
ついに500冊ですね。
本って読みだすとほんと止まらないです。

以下は、今回の100冊の中でのトップ10です。

第1位 坂の上の雲(司馬 遼太郎)


四国松山出身の秋山好古、秋山真之、正岡子規の3人の人物を中心として、日露戦争前後の大きく日本が変動していく時代を描いた長編小説。
膨大な資料を元に、事実のみを基本として書かれたとされており、
これだけの長編小説を書き切った著者のエネルギーに驚かされます。

長くてなかなか手をつけにくい作品ですが、おすすめしたい作品です。

第2位 海賊とよばれた男(百田 尚樹)


出光興産の創業者・出光佐三をモデルにした作品。
第二次世界大戦が集結したものの、瓦礫の山となった日本で、社員を一人もクビにせずに、懸命に日本のために闘い続けたその過程が描かれています。
現在、石油というのは当たり前のように私たちの日常に浸透していますが、
そこに至るまでにこんな過程があったのかと驚かされます。

第3位 獣の奏者(上橋 菜穂子)


ただ純粋に獣を愛し、育てていこうとする主人公エリンと、
獣を政治の道具として用いようとする時代の流れとの葛藤を描きながら、彼女がどう生きていくのかを描いた作品。
どんどん物語に引き込まれていく力を持った作品です。

第4位 県庁おもてなし課(有川 浩)


高知の県庁に実在する「おもてなし課」を舞台にした物語。
お役所気質な「おもてなし課」が、様々な登場人物の力を借りながら、高知の良さをアピールするべく試行錯誤していく様子が描かれます。
地域の良さをもっと引き出していくためにも、こういった取組みは素敵ですね。

第5位 百年法(山田 宗樹)


不老不死となる処置を受ける代わりに、100年後に死ななくてはならない世界。
処置を受けずに、自然に年をとることを選ぶ人、100年を超えても生きていくために、人里を離れ違法に生き続ける人、制度に反対し、テロをもくろむ人。
定められた死に対して、人がどう向き合うのか、興味深い作品でした。

第6位 何者(朝井 リョウ)



何者かになりたいと思いながらも、まだ何者にもなれずにいる就活生の姿を描いた作品。
読んでいてなんだかズキンとさせられました。
格好悪くても、それでももがいていくしかないんですよね、きっと。

第7位 ジェノサイド(高野 和明)


未曾有の危険回避のため、ある種族を暗殺することを命じられた4人。
死んだ父親から受け取った生前のメッセージをもとに、ある病気の特効薬を合成する日本の青年。

物語が進むにつれて、まったく関係のなかったストーリーがつながっていく瞬間が面白いです。
あっという間に読み切ってしまいました。

第8位 死神の浮力(伊坂 幸太郎)


前作「死神の精度」に続く、人の死を選択する死神を主人公とした物語。
死という重いテーマを扱いながら、そこに死神というちょっととぼけた登場人物がいることで、また少し違って見えるという不思議な作品。
なんだか好きになっちゃうんですよね、伊坂さんの作品のテンポなんでしょうか。

第9位 舟を編む(三浦 しをん)


辞書を作る側に立った作品です。
何気なく使う辞書も、その裏側にはこれほどまでに様々な情熱と努力があって作られているのだなと感じられる作品です。
三浦さんの作品は、普段知ることない、ちょっと違った視点からの作品があって面白いですね。

第10位 すべてがFになる(森 博嗣)


森博嗣さんのデビュー作だそうなんですが、森さんの作品の中でも一番好きだったかもしれません。
いわゆる密室殺人事件なんですが、物語の根幹にかかわる細工の部分がプログラムにかかわる部分で、なおさら楽しめました。

以下、今回読んだ100冊です。



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